わるくない。

今日はぶらぶらと街を歩いておりました。予定にない衝動買いなどをして。ぶらぶらと。
不意に自分の名を呼ぶ声が。ドキッとして振り返ると見たことある顔が。
あるんですね、偶然って。ふた月ほど前から飲みに行こうって言っときながら、なかなか予定も合わず、会うこともなく。
そんな人にまさか偶然、街で会うとは。
こんなことがあると世の中捨てたものじゃないって思います。良いこともあるものです。ぶらぶらするのも悪くないです。

ちょっと前の話ですが、雨が降ってました。傘を持ってませんでした。本を抱えていましいた。雨は激しく降っていました。
待つことにしました。雨が止むのを。きっと止むような気がしました。窓を背にして椅子に腰掛け、本を開きました。
雨の音が聴こえます。ザーっという雨の音が。次第に雨音が少しだけ弱くなった気がします。ほんの少しだけ。気のせいなくらい少しずつ少しずつ。
20分くらいそうしていたと思います。ふと窓の外を見ると雨は小振りになっていました。
本を閉じて腰を上げ、小雨のなか駅に向かって走りました。
前に雨の音をきちんと聴いたのはいつだっただろう。
雨やどりも悪くないです。

先週の日曜、森山大道に会いました。思ったよりも気さくでした。俺はパジャマは着ない主義であると声高に言ってました。思わずサインもらいました。彼はアホほどシャッターを切ります。
彼に憧れ、僕もハーフカメラを購入しました。
ガシガシ撮るぜ。
悪くない、悪くない。
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# by noart_nolife | 2004-11-22 01:57 | 写真

はねの下には美術館

11/14(日)AM 国立国際美術館で「マルセル・デュシャンと20世紀美術」展を観てきました。
万博公園から中之島に移転して、派手な羽根も付きましたが、出掛けやすくなって何よりです。grafも近いし。前はひっそりと万博公園でマイナーな企画やってましたが、そういうわけにもいかなそうですね。来年はゴッホ展もやるみたいだし。
デュシャンは既製品を使っちゃうっていうそれまでのタブーを犯して、芸術概念を引っくり返した男ですが、作品自体は一度見れば充分な気がします。初期のチェスをしてる男たちを描いたキュビスム時代の作品で、すごく好みのものがあったけど。作品そのものよりも彼がやったことを読み物で読んだ方がおもしろいかも。
国立国際のコレクションも駆け足でまわりましたが、いちばん良かったのはやっぱりゲルハルト・リヒターかな。かっこ良過ぎ。何度でも見たい。ずっと見てたい。画面にパワーを感じます。
駆け足だった理由は午後からの予定があったから。写真家森山大道に会いに行く!!!っていう。その話は次の機会に。
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# by noart_nolife | 2004-11-15 02:21 | 美術

建築は「にくい」

11/7(日)KPOキリンプラザで『街の使い方』展を観て来ました。
アトリエ・ワンという2人組の建築家ユニットの活動の紹介でした。
建築家なので家を当然建てるわけですが、路上観察プロジェクトもやっていました。
「メイド・イン・トーキョー」と題して東京の一風変わった複合建築の紹介。(スーパーマーケットの屋上が自動車教習所など)
「ペット・アーキテクチャー」はペット小屋のような狭いあるいは薄い土地の上に立つ建築物を紹介。
アトリエ・ワンの住宅作品ももちろんあって、小さくて個性的な素敵な家の模型が並んでいました。
美術展にも作品を出してるようで、いちばん分かりやすくて面白かったのが、「ホワイトリムジン屋台」(新潟の妻有アートトリエンナーレ2003出品作品)。30人が一度に座れる全長10mの白い屋台。出されるメニューは白か透明の食べ物か飲み物という制限付き。
建築モノの展示ってリアリティ薄くてつまらないイメージ(兵庫県立美術館でやってた「世界の美術館展」のせい〜ひたすら壁に掛けられている文章を読まないといけない!くたびれさせる展示)があったし、KPO(前回の「ハイエナジーフィールド展」がしょぼかったのと、その前の田名網敬一展がワンパターン過ぎて退屈)だし、あんまし期待せずに20分で出ようとふらっと立ち寄ったのですが、意外に長居してしまいました。見直しましたよKPO。
展示としては建築ってよくやってるわけじゃないから観る機会は少ないけど、鑑賞の一つのカテゴリーとして面白いですね。実用性を持ったモノとして存在してるってとこが「にくい」ですね。絵や音楽にはない実用性。ただこの作品いいなで終わるんじゃなくて、住みたいな使いたいなって気持ちを湧かせるところが絵にはない「にくい」ところ。作品空間の中に自分が入り込むことで生まれる愛着。この愛着って他の分野ではなかなかないかも。
建築は実物が存在するんだから足を運んで観に行くべき。きっと大阪にも面白い建築あるはず。今日みたく天気の良い日は建築マップ持って散歩だな。
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# by noart_nolife | 2004-11-08 01:54 | 建築

1000円の価値

10/31(日)万博公園にあるIMI大学院スクールの公開講座の南條史生(森美術館副館長)の講義を聴講してきました。受講料は1000円だったけど、内容的には650円くらいかな。話薄かったし。
テーマは国際美術展について。ビエンナーレは隔年、トリエンナーレは3年に一度の開催っていう基本的なとこから、最近の国際展のレポートまでザックリとした1時間半の講義でした。
最も歴史のある国際展はベネチアビエンナーレ。国別出品型。国ごとにパビリオンを設けて、出品経費もそれぞれ国持ち。
美術のオリンピックとも呼ばれるドクメンタ(ドイツのカッセル)は四、五年に一度開催され、テーマ設定から作家選出まで一人のデレクターが行う。経費は主催者側持ち。
東アジアにおいては韓国の光州ビエンナーレ('95)が最初。次いで台北ビエンナーレ('96)。だいぶ遅れて日本の横浜トリエンナーレ第一回は2001年でした。(懐かしいです。夜行バス乗って観に行きました。)
他、最近できた美術館レポートとしてソウルのサムソンが作った美術館。三つ建物があってイタリア人、オランダ人、フランス人(ジャン・ヌーベルだったような)の建築家が贅沢にもそれぞれ設計。金沢21世紀美術館は円形平屋建て。設計も日本人のようで。
金沢も安藤忠雄設計の地中美術館(直島)も行ってみたいものです。でもまずは近場で、羽根?のついた国立国際美術館(中之島)行っとかないと。
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# by noart_nolife | 2004-11-01 02:08 | 美術

「非劇的」文学

芥川賞受賞作だった吉田修一の「パークライフ」読みました。
全くドラマチックな展開のない小説でした。ビックリもドッキリも大したストーリー展開もなく。記憶と身体感覚で構成された薄い日常が淡々と描かれていました。その日常はネガティブなものでも、かといって取り立ててポジティブでもなく、ただ受け入れるべきものとして流れていました。
もしこの作品を映像化すれば、とてもきれいなものが出来上がりそうです。
ネタの好みからすれば嫌いじゃない方です。公園、水泳、スタバ、人体模型。
村上春樹中毒だった頃に出会っていたら気に入ってたかもね。他の作品も少しくらい読んでみる価値はありそうですが。
村上春樹についてはまたの機会に。長くなるので。
書評、展評、前に読んだものでも、なるべくこの場で言語化を試みていきたいと思います。
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# by noart_nolife | 2004-10-28 02:19 | 文学

TVはすべて地震中継のようで。
そんな夜に観たのは、グループ魂ライブDVD。グループ魂とは、大人計画の阿部サダヲがボーカル、宮藤官九郎がギターしてるバンドです。「竹内力」というタイトルの曲がシングルになってます。ライブの半分はコントで出来ています。松尾スズキが藤谷美和子のものまねで絵描き歌を歌います。いちばんのメインは皆川猿時ですが。もう何度見たことでしょう。振り付けまで覚えてしまいそうです。それでもまた見てしまいます。楽しすぎて。こんなにストレートに笑えるものってなかなかないです。
宮藤官九郎脚本もののドラマは多少見ましたが、そこまで琴線に振れるものはありませんでした。そこそこはありますが。ピンポンはスーパーカーの功労が大。GOは小説の方が強さがありました。まえにドラマのマンハッタンラブストーリーをビデオで暇つぶしにみました。ドタバタの一応ラブストーリーですが、宮藤氏の恋愛ドラマに対する冷めた感覚には共感できました。
明日はフットサルの試合です。早く寝よう。
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# by noart_nolife | 2004-10-24 00:56 | 演劇

オリジナルワールド

10/17(日)維新派の公演「キートン」を観てきました。
絶句。今まで観たことのない世界でした。

維新派を観に行ったのは初めてだったので、まず会場のその独特なムードに圧倒されました。会場前には屋台村があり、その中の小さなステージで裏方バンドが演奏してました。だいぶ寒かったので焚火も至る所で。
開演。
演劇のようでも台詞はない。しゃべってない。歌ってるわけでもない。言葉らしきものを発している。舞踏のようでも踊ってるわけではない。規則的な動きはしているものの。野外に組まれた壮大な舞台装置。他の何物にも似ていないオリジナルな世界。
創造的っていうのはこういうとなのかも。
実際、維新派は野外の何もない平たい土地の上に、自らの手で舞台装置、ステージを組み上げる。建築ともオブジェとも言える舞台装置。そして音楽、衣装。生の総合芸術と言える。
維新派という劇団のシステムも気になるところです。出演者には特にキャラクターもないし、みんな20代くらいだし、いつかは辞めて行くのでしょうか。
演劇は音楽なんかよりやる側と見る側の関係が直接的です。音楽は生じゃなくても楽しめます。録音されたものを聴けるから。演劇は生のその場でしか、やる側と見る側の関係が成立しません。リアルです。CDが売れてるかどうかとか間接的なものじゃなくて、その場に集まった人間の数が全てであり、それが明日の飯につながるわけで。
映画にはパンフは欠かせませんが、演劇にはないものなのでしょうか。生のその現場が全てだからカタチにはしないのかな。
素材がたくさんあるから写真集とかパンフレットみたいなものを作れば、ビジュアル的にすごく良いものができるだろうに。と思うわけです。
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# by noart_nolife | 2004-10-18 01:09 | 演劇

物欲

カメラが欲しい。急に。ある日突然。猛烈に。
理由はただひとつ。他人が持ってたから。羨ましかったから。
それにしても突然過ぎる。前は誰かが持ってて撮ってても何とも思わなかったけど。急に撮りたくなってきた。トイカメラのHOLGAは前から持ってたけどピントが合った写真を撮ってみたい。何を撮ろうか撮るべきか。久しぶりのOUTPUTの欲求を大切に。
観たり聴いたりINPUTのみではやっぱり精神衛生上良くないので。このアンバランスの解消にはもってこいです。もう少しHOLGAで引っ張ってから中古一眼レフへ移行する予定としておきます。
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# by noart_nolife | 2004-10-17 01:58 | 写真

くるり最高

朝からラジオでくるりの岸田氏の声が聴こえてきました。しかも矢野顕子の声とともに。くるりはどこへ行くのでしょう。素敵です。行けるとこまで行っちゃって下さい。矢野氏と、はたまたcoccoと。相手が良すぎます。すばらしい選球眼です。
一年前くらいにcocco がニュース23の特集で取り上げられていました。沖縄のきれいな海を取り戻すために、ゴミ拾いをアピールする無料ライブを行ったドキュメントです。その中で、coccoは地元の小中学校へコーラス参加を呼びかけるために走り回ってました。実際にコーラス指導をしたり。感化されてそのDVD買っちゃいました。DVDにはシングル版のCDが付いてました。2曲入りで1曲はライブ録音、もう1曲は同じ曲のスタジオ録音でした。そのスタジオ版でギターを弾いていたのがくるりの岸田氏でした。coccoの歌とその活動にも相当やられました(涙)が、そんなサポートしてる岸田氏の懐の深さには参りました(涙)。なんてすばらしい人なんだ!って。そんなふたりが、CD出すようで。タワレコで見かけました。くるりホームページの岸田氏の日記も面白いです。リズムの話とか音楽理論は無学なためわかりませんが。彼らから目が離せません。
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# by noart_nolife | 2004-10-16 02:20 | 音楽

ブログについて

唐突に始まったこのブログですが、特に所信表明を行っていなかったので、この辺で記しておこうと思う。

前々からホームページは欲しいなと思っていたのですが、なかなか手間もかかりそうで、あきらめかけていました。ブログというものがあるそうなというのは耳に入っていたのですが、実際どんなものか見たことはありませんでした。
そこへ、友人がやってるという話を聞き、聞けば聞くほど簡単で、実際簡単で、即初めてしまいました。
自分の思うところを何かに記しておきたい気持ち常々はあったのですが、なかなか日記などは続かず、また読んだ本、見た映画などについてもわわわざ感想文を残す習慣もなく、でもなんか書いておきてえなあって気持ちにぴったり答えてくれたのが、ブログでした。
公開しているっていうとこがミソで、なぜか書く気にさせてくれますね。
書くことは苦手で上手くもないしピシッと筋の通った明快な文章が書けるわけでも、ウイットに富んだ気の利いたことが書けるとも思えないし、それでもなぜかすごく書きたい気持ちはどこかにあって、それが解消されるのが気持ち良い夜中の習慣となっております。
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# by noart_nolife | 2004-10-13 01:58 | ブログ